2012年09月25日

緊急シンポジウムやります−建物のアスベストにご用心!

 緊急シンポジウムのご案内
アスベストにご用心!建築物の解体・改修におけるアスベストの適正処理

■増え続けるアスベストによる死者
 アスベストによる被害は、中皮腫による死亡者だけで16年間で2.5倍のペースで増え続けている。2011年には年間の死者1,258人に達した。このほかアスベスト関連の肺がんの死者を含めると、年間2,000人〜3,000人がアスベストによる病気で亡くなっている。
 これまで日本は1,000万トンのアスベストを輸入し、約9割を建材に使用してきた。アスベスト含有建材は、今なお私たちの身の回りに大量に残っている。建物の解体・改修の際にはアスベストが飛散し、さらに健康被害を拡大する可能性がある。

■大気汚染防止法の改正に向けて
 今年6月、環境省はアスベスト除去時等にアスベスト飛散防止の規制を強化するため大気汚染法改正のための専門検討会を設け検討を進めている。専門検討会では、行政の立入り権限の強化、大気濃度測定の義務化、利益相反の禁止、建物所有者の責任強化、違反への罰則強化などが検討されている。本シンポジウムでは、委員会の委員や専門家が参加し、現状の課題や今後のアスベスト規制のあり方を議論する。

■日時 2012年10月7日(日)13:00開場 13:30開始〜16:30終了(予定)
■会場 江東区亀戸文化センター(カメリアプラザ5階研修室)
■第1部 13:30〜14:30
 ・アスベスト問題の全体像  外山尚紀(東京労働安全衛生センター)
 ・アスベスト飛散事故の現状 井部正之(ジャーナリスト)
 ・アスベスト除去、日米の実態 亀元宏宣(EFAラボラトリーズ)
■第2部 14:40〜15:40
 ・大気汚染防止法のアスベスト対策の現状と課題  大塚直(早稲田大学法学部)
 ・廃掃法の視点から見た大防法改正に望むもの  坂本博之(弁護士)
 ・大気汚染防止法改正に望む理念と具体条項 牛島聡美(弁護士)
■第3部 15:50〜16:30 討論
■参加費 無料
■主 催 大気汚染防止法の改正を考える弁護士の会/中皮腫・じん肺・アスベストセンター/東京労働安全衛生センター
■問い合わせ 東京労働安全衛生センター 電話03-3683-9765
■シンポチラシダウンロード
20121007緊急シンポ・アスベストにご用心.pdf

 




posted by toshc at 12:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女川で被災地のアスベスト問題を考える集い

 9月22日(土)午後、女川町の総合体育館会議室で「被災地のアスベスト問題考える集いin女川」を開催した。
 被災地のアスベスト対策プロジェクトの一行は前夜仙台に泊まり、翌早朝、2台のレンタカーに分乗し仙台駅を出発。三陸自動車道から石巻市街地をぬけ、女川街道を走り、午前10時30分に女川町の総合体育館に到着した。
 会場の設営とシンポジウムの準備を済ませたあと、女川が初めてのスタッフを車に乗せて町内を巡った。女川町地域医療センターが建つ高台に立ち、女川港、女川浜を一望した。眼下にはゴロンと横倒しになったコンクリートの建物が一つ。がれきはすべて撤去されて、あたりは夏草が繁茂していた。

20120922女川地域医療センターから.jpg

 新田、清水の仮設住宅にも行ってみた。区長さんに渡した9/22のチラシは、しっかり掲示板に貼りだされていた。

女川の仮設の掲示板.jpg

 13:30開始時刻、30数名の参加者でほぼ会場は満席となった。主催者として飯田勝泰が挨拶に立ち、被災地アスベストプロジェクトの趣旨と経過を報告。
 第1部のシンポジウムでは、平野敏夫医師(TOSHC代表理事)が「アスベストによる健康障害」を講演。続いて外山尚紀が「女川の仮設住宅周囲のアスベスト調査報告と対策」を話した。

平野医師の講演.jpg外山尚紀の発表.jpg
 20120922女川調査報告(外山尚紀).pdf

 新田、清水地区、第一小学校の周辺で測定した大気中の石綿繊維濃度はほとんど検出されず、現時点で仮設住宅に住む人々に与えるアスベストの健康リスクは高くない。だが、これからもがれきの処理は続くため、継続的なアスベスト粉じんのモニタリングが必要だ。また、がれきの選別や処理の作業者向けに、石綿作業の特別教育、石綿作業主任者技能講習なども実施したい。

 第1部終了後、休憩をはさみ、第2部のワークショップを行う。住友スリーエム(株)のインストラクターが、防じんマスクの着け方をレクチャー。参加者全員が簡易防じんマスクを装着練習を行った。防じんマスクを顔にフィットさせるには、鼻の両脇からの漏れ込みを防ぐのがポイント。顔面にサッカリンを噴霧して漏れの有無をチェックしてみた。
 最後に、がれきの中のアスベストの見分け方を実習。ビニール袋に密閉した何種もの建材の破片を場内に回しながら、ルーペをあてて繊維状の束となっているクリソタイル(白石綿)を確認してもらった。

マスクフィット.jpg

 集いには女川町民、阿部美紀子町議会議員、女川町役場の町民課職員、地元の建設業者、あいコープみやぎの理事も参加。石巻河北新聞社の記者から取材も受けた。
 残念なのは集い終了後、参加者と懇談する時間が持てなかったことだ。当日中に東京に戻らねばならかったため、あわただしく会場を後にし仙台に車を走らせた。それでも集いをきっかけに女川町の人々とかかわりが深まったことは何よりの収穫だった。

posted by toshc at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月21日

職場のパワーハラスメントを予防・解決するために

 厚生労働省は、職場のパワーハラスメントの予防・解決のための取り組みとして、10月1日から「みんなでなくそう!職場のパワーハラスメント」のポータルサイトを開設するようだ。

 今年1月30日、職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議のワーキング・グループが報告書をまとめ、3月15日に円卓会議が「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」を発表した。

 職場のパワーハラスメントとは?
 「同じ職場で旗多楽ものに対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位※を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。」
 ※上司から部下に行われるものだけでなく、先輩・後輩や同僚館などのさまざまな優位性を背景に行われるものも含まれる(平成24年1月 職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告より)

 例えば、こんな行為をパワハラとして類型化している。
@暴行・傷害(身体的な攻撃)
A脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
B隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
C業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
D業務上の合理性なく能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
E私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)

 10月1日から7日まで全国労働衛生週間だ。厚労省の「それってパワハラ?」ポスターを職場内に貼りだしてみよう。とくに要注意の人物がいる職場にはどうだろう。怒鳴り散らす、当たり散らす上司には、黙ってポスターを指さすだけで効果的かもしれない。安全衛生活動でも、パワハラ、いじめ・嫌がらせを許さない職場の環境・条件作りに取り組みたい。


 
posted by toshc at 16:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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